失って気付く健康の有難さ

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呼吸が苦しくなると、
息をたくさん吸えていたことが
いかに有難かったのかに気付かされる。

両足が不自由になると、
自分の足で、好きな場所に好きな時に移動できることが
どんなにすばらしい事かを思い知らされる。

両手が不自由になると、
手を伸ばせばモノを掴んだり、触れたり出来ることが
当たり前ではない事に気付かされる。

健康って当たり前ではないんです。

物理的に目に見える怪我などは

「今ここをケガをしている」と自分でも認識できますが、

自律神経が関わっている事は
ほとんどが目に見えず、分かり辛いものです。

体や心の内側からSOSが出ていても
気づかない
または気づかないフリをして

限界までもたそうとします。

自律神経は毎日、
当たり前のような私たちの健全な日常を
支えてくれています。

朝になったら目が覚めて、
夜になったら眠りにつく。

お腹を空かせて食欲を沸かし、
胃腸を動かして消化吸収する。

暑くなれば汗を出し、
寒くなれば体を締める。

時には排毒のために下痢をし、
時には緊張を緩めるために熱を出す。

この当たり前のような日常は全て
自律神経の正常な働きがあってこそなんです。

この当たり前のような生命活動を
当たり前ではなく有難いと思えるのは

それらを失った人達だけ。

不調になって初めて、
気付きと学びを与えられます。

それも決して悪い事ではないですが、

自律神経を含め、
体の全ての細胞に
感謝することができれば、

ご自身の身体や心を
もっともっと大事にできますよね。

今生きている体がある事は
当たり前ではなく、有難いことなんだと。

 

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