「何だか鬱っぽい」それ実は骨盤が原因かも！

【整体】と聞くと
「骨盤矯正」だとか
「骨格矯正」といった
イメージが湧く方も多いかと思います。

「骨盤矯正」と聞くと

左右対称であることがベストで、
左右非対称だと良くない！

と思われている方が
圧倒的に多いかと思います。

しかし、
根本的に左右の骨盤は
動き方や役割が全く違いますので、

左右対称であることの方が不自然で
歪んで見えるのは当然です。

厳密に言うと、

左は開閉運動、
右は上下運動を行っています。

気づきにくく、
分かり辛いのですが、

体は流動的で常に変化しています。

朝と晩
冬と夏
平時と有事

常刻々と
外的環境に体を馴染ませ、

ベストな状態に保とうと
水面下では目まぐるしく
変化を起こしています。

朝は骨盤を閉めて、
交感神経を高めます。

日中、意欲的に活動する為です。

逆に夜は骨盤を緩め、
副交感神経が高まるように、

交感神経の働きを静めていきます。

体と心を回復させるために、
深い眠りを誘います。

冬は冷えから体を守るべく、
骨盤や各部位を引き締め、

夏は熱を放散させるために
骨盤を緩め、
汗をかき、
毒素を出します。

有事には食欲を落とし、
消化機能を低下させ

免疫機能が高まるように
熱を出します。

様々な状態を変化させるために
まずは骨盤の位置を変え、

外的環境や体の状態に合わせることで
バランスや折り合いをつけようとします。

ですので、
物理的に左右対称に整えた所で
またすぐ動いてしまいますし、

形を左右整えるというよりは
弾力を取り戻すこと。

開閉・上下運動を
スムーズに動けるようにすることの方が
とても大事です。

不調を訴える方の根本には
骨盤の弾力の欠如があり、

骨盤と密に連動している
自律神経が上手く働けなくなってしまったことが
原因にあります。

また、
体質によっても
骨盤の動きのクセもありますから、

骨格標本のように
キレイに左右対称の骨盤が
万人の理想の状態であるはずがなく、

個々によって
季節によって
コンディションによって

位置が異なるのが
骨盤の奥深い所なのです。