心を失わないように、心に隙間を作る

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心の不調でサロンにお越しになる方の多くは
脳も心も疲弊した状態で来られるのですが、

その原因は人それぞれではあるものの、
近年の社会環境が不調原因の背景にあると
常々感じさせられます。

昔に比べて、今は情報量が莫大に多過ぎる。

現代人の一日の情報量は、

江戸時代の人の一年分
平安時代の人の一生分
と言われています。

過去10年前と比べても、530倍という
恐ろしい情報量が私たちの日常を取り巻いています。

昔に比べて選択肢も格段に多いですよね。

物一つ買うにも
ネットで買うのか?
お店で買うのか?
そのお店はどこにするのか?

値段や買う手間、商品スペックなどなど

考えることはべらぼうにありますよね。

選択肢が増えるということは
自由度が増して、素晴らしいことではあるのですが、

その反面、

たくさんの選択肢の中から「選ぶ」という作業に
知らず知らずストレスを感じていることも事実です。

現代に生きる私たちは
普通に生活しているだけでも
このような情報のストレスからは免れられません。

そんな状態が日常化すると、
自分の心や頭が疲れていることに気付けないことも多く、

夜眠れない
朝起きれない
一日中ぼーっとしている
やる気が出ない
体がダルイ

といった不具合を起こして、
ようやく気付かされます。

ランナーズハイのように
常に走り続けていると

強制的に動けないようにして、

心身の安全な領域から、
著しく突出しないように
強制的なブレーキがかかるんですね。

 

そして、もうひとつ

人は有るものが無くなる時、
不安や恐れ、焦燥感に駆られます。

【有る】ことで得る安心感は
誰しも経験済みですよね。

例えば、

一日にたくさん予定を入れて、
スケジュール帳を真っ黒にしないと不安、、

という方も少なくはありません。

元々ある容量を100%使い続けると
目の前のことをこなす事だけで終わってしまいますが、

容量の80%か70%くらいまで減らすと、

余白の20%~30%に、

素晴らしい気付きがあったり、
自分の内面と向き合えることができたり、
今まで見えなかった世界へと視野が広がったり、

予定がパンパンの時よりも
よっぽど豊かで、満たされている状態になります。

決して悪いことなんかは
一つもないと思っています。

実は上山もついついダッシュする性分で、

アクセルを踏みっぱなしの時期を
今までの人生で幾度となく経験してきました。

そして決まって、心を失います。

【忙しい】という漢字は
心を失う、亡くすという意味があります。

正にそんな状態の方が
現代にはたくさんいらっしゃるのだろうと思うと
胸が痛くなります。

体の一部をなくすことと同じくらい
心を失うことは心身に大きな影響を与えます。

スピード感がものすごく速くて、
情報過多な時代に生きているからこそ、

ブレーキを踏んで立ち止まること、
外からの情報ではなく、
内からの自分本質の声

大事にすべきは内側なんだということを
多くの方に知って欲しいと思います。

くまのプーさんの名言をここで1つ、ご紹介したいと思います。

「プーさん何をしているの?」
と聞かれたプーさんが答えた言葉

 

「何もしないをしているんだよ」

 

【何もしない】は最高の何かに繋がる

くまのプーさんは約100年も前にスタートした
誰もが知る有名なディズニー映画ですが、

100年も前から人間の叡智を詰め込んだ深い言葉を
サラリと言ってのけるプーさんはすごいですね!

【有る】が溢れている現代では
【無い】ことの方がよっぽど贅沢なことなのかもしれません。

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